【胞状奇胎】術後24週経過した、いま
昨年夏に全胞状奇胎の手術を受け、術後24週目の診察に先日行ってきました。
血液検査でhCGはカットオフ値、順調に生理も来ており、内診・エコーともに異常なし。
主治医から「妊娠の希望はありますか?」と聞かれましたが、胞状奇胎になるまで「絶対3人目が欲しい」と思っていた気持ちは正直萎えてしまい、「授かるチャンスが巡ってきたら産みたいですけど、そこまで積極的に希望はしていません」と答えました。
一般的に、胞状奇胎後の妊娠許可が下りるのは術後hCGがカットオフ値になってから半年〜数年(医師の判断による)です。私はこの時点で術後24週、カットオフになって14週目でした。
「次回の診察は3ヶ月後にしましょう。そのときに、妊娠許可を出すかどうか判断しますので、引き続き避妊は継続してください」とのことでした。
正直、3人目は授かれたら嬉しいだろうけれど、授からなくても「あのとき胞状奇胎にならなければ……」という気持ちにはならないだろうと思います。
子供2人の子育ては大変だけれど充実しているし、満たされています。
友人の第3子妊娠の吉報を聞いて、素直に「おめでとう!」と喜べる心の余裕はあるし、私も絶対3人目欲しい!!という時期はとうに過ぎてしまいました。
「またわが家に赤ちゃん来てくれたら、可愛いだろうな〜」くらいの気持ちはありますが……。
それよりも、「もし妊娠して、また胞状奇胎だったら……」というわずかな不安の方が優っているかもしれません。
胞状奇胎を患った女性なら、「次も胞状奇胎だったら……」という不安は、少なからず頭をよぎると思うのです。
私は今年37歳になりました。
妊娠許可が出たとして、果たして夫は第3子を希望するのか。そのときの私の気持ちはどうなのか。
とにかく、ここまで順調に経過したことに感謝しなくてはなりません。
全胞状奇胎と診断された当時、それは絶望的な気持ちになったものだけれど、いまこうして健康に生きているのですから。
おわり。