本の内容が確実に記憶に残る読書法 ノートとペンのご用意を!
読書の秋ですね。
暇さえあれば読書をしている私ですが、最近は「娯楽」だけでなく「自分への投資」として有意義な読書にすべく、やっていることがあります。
気に入った言葉や文章をノートに書き写す
これまで、線を引いたり付箋を貼ったり、いろんな本の読み方をしてきました。
最近試しているのは「気に入った言葉や文章をノートに書き写す」という作業。
これをやるために好みのノートを買い求め(コクヨ campusの方眼ノート A5サイズ)、お気に入りのペンを準備して本と対峙しています。
お気に入りのフレーズを書き写したら、日付と引用した本のタイトル・著者名も記入。
自分だけの「言葉・文章辞典」が完成します。
書くことで漢字の勉強になりますし、文章のリズムを感じることができるのでオススメです。
本の内容・感想をどんどん人に話す
おもしろい本や、ためになる本はどんどん人に話すようにしています。
人に伝わるように話すには、内容を完結にまとめて、難しい言葉をかみ砕いて伝える必要があります。
そういった「まとめる」「わかりやすく言い換える」という手順を踏むことで、確実に自分の中に記憶として残ります。
文章を組み立てる訓練にもなるのではないでしょうか?
ブログやTwitterで発信するのもいいですよね。
どなたかが、「読んでいる本の内容をTwitterでちょこちょこ発信したあと、ツイートした内容をブログにまとめるのがオススメ」と言っておられましたが、とてもいい方法だな〜と思いました。
本を借りたら、返すときに感想を伝える
先日、訪問看護の利用者さんに本をお借りしました。
利用者さん本人が自費出版した自伝的な本なのですが、とっても興味深い内容であるとともに文章表現が素晴らしく、ノートにびっしりとお気に入りの文章を書き写しました。
本を返却する際に、お礼とともに「とっても素晴らしい内容でした」と伝え、さらに「この章の、このエピソードがおもしろかった」とか、「この一文が心に響いた」とか、「この表現が〇〇さんらしくて素敵」とか、かなり具体的に本の感想を述べました。
「そんなにしっかり読んでくださったの?!」とびっくりされるとともに、とても喜んでいただけました。
具体的な感想を伝えられたのは、「ノートに書き写す」という作業によって、本の内容が強くインプットされたから。
さらにそれを相手に伝えることで、一冊の本が確実に自分の中に刻み込まれた実感があります。
相手への感謝の気持ちを伝えるためにも、「具体的な感想を述べる」というのは大事だと思っています。
本を読んだらアウトプットしよう!
私が改めて言うことでもありませんが、読書というインプット作業は、書く・話す・発信するというアウトプットとセットにすることで、より意味のあるものになります。
私は文章を書く・本を扱う仕事を目指しているので、最近は自分の勉強のためにこんな読書の仕方をしていますが、純粋に「読む」行為そのものを楽しむのも、もちろんアリです。
本の読み方に決まりはなく、好きなように読めばいいと思います。
でも、読書を自分の血肉にしたいのなら、アウトプットは必須。
入れたら出す!そうやって、今日も本を読みます。
まだまだ読みたい本がたくさん。
買ったはいいけど、読めていない本もたくさん。
今日も今日とて本を読む。
読書の秋ですね。
本を読もう。