胞状奇胎の疑いで入院 子宮内容除去術1回目!入院費用も公開!入院・手術・退院まで【術直後〜退院編】
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胞状奇胎の疑いで入院・手術を受けることになり、入院〜退院までの経過をシリーズでお送りしています。
▼前回の記事
今回はいよいよ「術直後〜退院編」です。
これから胞状奇胎の手術を受ける方、ほかの病気で全身麻酔の手術を受ける方の参考になればと思います!
手術は無事に終了!全身麻酔で意識朦朧のなか病室に戻る
私が受けたのは「子宮内容除去術」という手術です。
全身麻酔での手術でした。
手術直後は意識が朦朧としているのはもちろんですが、出血のリスクや血圧・脈拍・呼吸など全身の状態が変化しやすく、術後数時間はベッド上での安静が必要です。
よって、ベッドに寝たままの状態で手術室から病室に戻ります。
全身麻酔の副作用として、
- 吐き気、嘔吐
- 頭が重い感じ
- のどの痛み、かすれ声
が出現しやすいと言われています。
麻酔は醒めているものの、しばらくは意識がフワフワとした感じでした。
私の場合、吐き気や頭が重いといった症状は全くなし。
のどの痛みは術直後から軽く感じていて、まともに会話ができるようになったときの第一声はすごくかすれた声でした。
術後数時間は歩行禁止!ベッドの上でひたすらジーッと過ごす
ベッド上で安静にしている間、初めのうちはとにかく眠くて「せっかくだから今のうちにぐっすり寝ておこう」くらいに思っていたのですが、手術を受けたという興奮からか熟睡することはできませんでした。
術直後は30分〜1時間おきくらいに看護師さんがやってきて体温や血圧を測ります。
私が消化器外科で勤務していたときは、手術が終わって最初の1時間は15分後ごとのバイタルサイン(体温・脈・血圧・呼吸)測定だったので、「病院によってやり方は違うのね〜」なんて、ぼんやり考えていました。
そのうち意識がはっきりしてきたのでベッドの上から手を伸ばしてスマホを取り出し、時間を確認したり、夫にLINEしたり、Twitterを見たりして過ごしました。
術後の出血で、たら〜っと生理のときに経血が流れるような感触があり、漏れないように体の向きを変えたりごそごそと手探りでナプキンの位置を調整したりもしましたね。
看護師さんも出血が多くないかちゃんと見てくれましたよ!
術後3時間でようやく歩行許可!
病室に戻ったのは午前11:30頃と記憶していますが、トイレ歩行が許可されたのは午後15:00前でした。
まずはベッドに腰掛け、気分が大丈夫なことを確認してから看護師さんの見守りのもと病室内のトイレに行きます。
「出血の量を見たいのでナプキン見せてくださいね〜」と言われ、赤の他人である若い看護師さんに使用済みのナプキンを見せる。
少し抵抗ありますが、看護師側の意見としては「恥ずかしいとか言ってないで必ず見せてよね」という感覚なので、気にしなくて大丈夫です。
歩行が大丈夫なのを確認し、点滴を外してもらいました。
術後の歩行許可が出たら、あとは自由だ!!
歩行の許可が出たら、退院まではどのように過ごしてもOKです。
私が入院した病院は、12歳以下の子供は病室への出入りが禁止されていたので、歩行許可が出たらすぐに夫と子供の待つ談話室へ。
手術に備えて前日の夜から絶食し、朝から水分もとれず空腹だったので、談話室で待つ子供のおやつをおすそ分けしてもらいました。
つわりの症状が消えた!早くも子宮内容除去術の効果が?!
談話室でおやつを食べながらふと気付きました。
あれ?気持ち悪くない。
手術前は、ひどい吐き気とだるさで毎日が憂鬱でした。
だるくて朝から辛い、何をするにも時間がかかる、立っているのも辛いのですぐソファにゴロンとなってしまう。
台所に立つのが辛く、食材を見ると吐き気を催すのでまともな食事は作れません。
出来合いのものを買おうと思っても、スーパーに並ぶ食品をみるだけでも吐き気がするのです。
▼その当時の記事はこちら
それもこれも胞状奇胎(この時点では疑い)からくる症状だったのですが、子宮内容除去術を受けてすぐにこんなに体が楽になるとは思っていなかったので、とにかくびっくりしました!
主治医の診察を受け、夕方には退院。
歩行許可が出てから1時間後、主治医の診察がありました。
少し話をして内診。出血や子宮内の状況を確認します。
その後、
- 次回の診察まではシャワーのみにすること。(感染症予防のため)
- 生理2日目〜2日目より若干多いくらいの出血が数日続くが、徐々に出血量は減ってくる。
- 突然大量の出血があったり、いつまでも出血量が減らないようなら受診すること。
- 抗生物質と子宮収縮薬を処方するので、確実に飲むように。
以上の説明を受け、次回の予約を確認して退院となりました。
麻酔から醒めているとはいえ、体はまだ本調子ではありません。
退院の時はタクシーを呼ぶか、家族の運転で帰るのが安全ですよ!
気になる入院費を公開!
私が入院したのは公立の総合病院です。
胞状奇胎の手術は通常一泊二日の入院になるようですが、今回は急遽手術が午前中に前倒しとなったため、手術当日に退院できる「日帰り入院・手術」となりました。
まとめると、今回の入院はこんな感じです。
- 全身麻酔での子宮内容除去術(手術時間は麻酔も含めて約1時間)
- 術前に子宮口を広げる処置あり
- 手術前後を通して点滴1本
- 入院セット、アメニティなし(入院に必要なものは自前で準備)
- 食事なし
- 日帰り入院・手術
まあ、システム上ほかにもいろんな加算(診療報酬上の料金設定)があったのでしょうが、上記のような日帰り入院・手術でかかった費用は、
なんと……
なんと……!!!
¥46,360
でしたーーーー!!!
ま、こんなもんですかね。思ったよりリーズナブル(?)でした。
クレジットカード払いにすれば、楽〇ポイントたまるしね……
【豆知識】高額療養費制度を確認しておこう!
ちなみに、胞状奇胎の「子宮内容除去術」は初回手術の1週間後に2回目の手術を受けます。
同じ月(1ヶ月)に2回の手術を受けるので「高額療養費制度」の対象になるという方もいると思います。
この制度は、1ヶ月の間にある一定以上の医療費(異なる病院で支払った医療費も合算可能)を支払うことになった場合「これ以上の支払いはしなくてもいいですよ」というありがたい制度のこと。
(事前に手続きをすることで窓口での負担が軽くなる場合と、先に支払っておいて後から手続きをすることで還付される場合があります。これは加入している健康保険によって異なるので確認が必要です。)
▼詳しい内容はこちらを参考にしてください
高額な医療費を支払ったとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
なんと私は1回目の手術が月末、2回目の手術が翌月初旬でしたので、残念ながら高額療養費制度には該当せずでした。(他に通院している病気もないので)
もし同じ月に2回の手術を受けていたら、それまでの通院費用と合計2回の入院・手術費用で1ヶ月の医療費上限に達していたと思われます。
すると、その後通院をしても同じ月の間であれば医療費の負担はないということになりますね。
惜しい!!!
* * *
病気をすると、体のことはもちろんですが通院・治療にかかるお金のことも気になります。
最後の「高額療養費制度」はじめ、治療にかかるお金のことはしっかり勉強して改めて記事にしたいなと考えています!
ここまで読んできただき、ありがとうございます。