どらママの日記

Webライターの雑記ブログ

胞状奇胎の疑いで入院 子宮内容除去術1回目!入院・手術・退院まで【入院当日編】

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ブログを訪問していただきありがとうございます。

 

いよいよ、胞状奇胎の疑いで入院・手術をすることになりました。

今回から、「入院・手術から退院までの経過」をシリーズで投稿していきます。

 

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よろしければ、こちらの記事も読んでくださいね^^

 

▼前回の記事。

doramama.hatenadiary.com

▼妊娠できた!と思い喜んだのもつかの間、出血が始まり不安な日々を過ごしました。

流産の宣告を受けて「胞状奇胎かもしれない」と言われるまでの経過を、シリーズで綴っています。
doramama.hatenadiary.com

 

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入院当日!お産以来の入院でなんとなくソワソワ

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私はこれまで病気で入院したことがありません。

看護師という職業柄、入院患者を迎え入れることはあっても患者の立場になるのは初めて。

なんとなくソワソワします。

 

入院窓口で必要書類を提出し手続きを済ませ、入院する病棟へ。

ナースステーションで「今日入院するどらママです…」と申し出ると、担当の看護師さんが対応してくれました。

 

病室に案内され着替えを済ませると、すぐに体温や血圧を測ります。

手荷物の整理もそこそこに、すぐに処置室へ呼ばれると、先生から今日受ける手術についての説明がありました。

旦那も立会い説明を受けます。

 

今回受ける手術は、「子宮内容除去術」。説明は、ザッとこんな内容でした。

  • 子宮内容物を掻爬、除去します。
  • 全身麻酔をかけるため前後の処置に時間を要しますが、手術自体は30分程度で終わります。
  • 取り出した内容物を検査に出し、顕微鏡検査で確定診断がつきます。
  • 胞状奇胎の方は子宮が柔らかい傾向にあるので、手術操作によって子宮に穴が開いたり、出血が多くなることがあります。小さい穴であれば抗生剤を使って自然に閉じるのを待ちますが、そうでない場合は穴を閉じるための手術が必要になることもあります。
  • 出血量によっては輸血が必要になることもあります。
  • 子宮内容物を確実に除去するため、1回目の手術の1週間後に、2回目の手術をします。
  • 術後も出血が長く続く、子宮内に遺残が認められる場合などは、追加で処置が必要になります。

以上のような説明を受け、承諾書にサインをしました。

 

また、入院前の説明では夕方からの手術ということでしたが、急遽手術室と主治医の都合がついたため、午前中に手術が前倒しされることになりました。

術後2〜3時間は安静、その後歩行ができて診察で異常がなければ、今日の夕方には退院できるとのことでした。

 

それは突然やってきた…ラミセル(子宮口を広げる棒)挿入!

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先生からの説明が終わると旦那は外に出され、内診をします。

いつもと同じく、金属の機械を入れて中を覗く→触診→経膣エコーという内診の流れから、突然「では、子宮口を広げる処置しますね〜」

え!!今から??!!心がまえが!!!

 

そういう処置があることは知ってましたよ……。

でも入院してすぐにその時がやってくるとは……。

 

▼このような処置です。

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出典:セントラルレディースクリニック,流産手術,吸引法,切迫流産

 

安全に・スムーズに手術を行うためには術前に子宮口を広げておく必要があるので、避けては通れない大切な処置です。

 

「痛かったらすぐ教えてくださいね〜」

「痛すぎたら痛み止めの座薬入れますから〜」

 

看護師さんの声かけが、よけい恐怖心を煽ります。

そんなに痛いんですか?!痛み止め使うほど?!

 

「はい、入れますよ〜頑張ってくださいね〜」

 

………。

………?!

………??!!

 

「はい、終わりました〜頑張りましたね〜」

 

あっけないほど痛くないまま終わりました。

強く押される感じがしたかな…程度です。

こんなもん?

ちゃんと入った??

 

ちなみにラミセルを入れた後、湿らせたガーゼも挿入されました。

ラミセルが抜けるのを防ぐためだと思われます。

 

ラミセルを入れると生理痛のような下腹部痛が現れることもあるようですが、私の場合そのような痛みもなく、手術までなんの違和感も感じずに過ごせました。

この辺は個人差があるようですね。

 

余談ですが、ラミセル挿入後「便意をもよおしたらどうしよう」という不安がありました。

いきんだらラミセルが外れて出てきてしまうのでは??

 

大丈夫。

ラミセル挿入後、見事に便意をもよおした私ですが、「局所をトイレットペーパーと手で圧迫しながらいきむ」という技で事なきを得ました。

もし外れてしまったら、流さずに看護師さんを呼びましょう。(流すとトイレが詰まります)

 

手術に備えて点滴をするよ!

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子宮口を広げる処置の後、すぐに点滴が開始となりました。

 

手術の時に点滴の管を通して麻酔薬を入れることと、万が一(出血など)に備えて血管を確保しておく必要があるからです。

出血量によっては大量輸液・輸血が必要になることもあるので、太めの針を血管に入れます。

手術までもつように、ゆっくり点滴します。

 

手術は全身麻酔!術前に麻酔科医から説明を受ける

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 今回受ける「子宮内容除去術」は、全身麻酔で行われます。

麻酔をかけると自分で呼吸ができなくなるので、麻酔・手術中は「気管内挿管」といって口から気管内に向けてチューブを挿入し、機械に呼吸を助けてもらう必要があります。

麻酔をかけ意識がなくなってからチューブを入れるので、痛みや苦しさはありません。

ただ、手術中ずっとチューブを入れているので術後にのどの痛みや違和感を感じることがあるとのことでした。

ここでもまた、説明を受けたあと承諾書にサインをします。

 

また、麻酔・手術に備えて

  • 手術前日の夜9時以降は絶食(お茶・お水はOK)
  • 手術当日の朝7時以降は飲み物も禁止

と事前に説明を受けていたので、その通りにしていました。

 

一般的には上記のような制限があるのですが、麻酔方法や術式によっては麻酔科医の判断のもと制限がゆるくなることも。

「夕方の手術だったら昼頃まで飲み物OKなんだけど、午前中の手術になったからこのまま飲まないで頑張ってね〜」とのこと。

 

頑張るよ!!

 

手術までは自由時間

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 一通りの説明や処置を受けたあとは、手術時間までつかの間の自由時間です。

手術時間が前倒しになったので待機時間は1時間ちょっとでしたが、その間は本を読んだりTwitter見たりのんびり過ごしました。

わりかしリラックスしていたと思います。

「なるようにしかならない」という楽観的思考、手術や麻酔の流れについてある程度イメージできていたことが大きいと思います。(職業柄…)

 

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初めての入院・手術となると、本人はもちろん家族の不安は計り知れません。

このブログの情報が、少しでもお役に立てることを願っています。

 

今回は以上です。

次回は「手術室入室〜手術直後の様子」をアップする予定です!

 

ここまで読んでいただきありがとうございます^^