妊娠初期の茶おり・出血 胞状奇胎と言われるまで 【その①】
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私は現在、「全胞状奇胎」で闘病中です。
市販の妊娠検査薬で陽性反応が出て、第三子を妊娠したと喜んだのもつかの間。
わずか1週間後に茶おりが出始め、その2週間後には鮮血の出血となり、その後の診察で
流産
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胞状奇胎の疑い
↓
子宮内容除去術
↓
病理検査の結果、「全胞状奇胎」
という経過をだどりました。
妊娠初期に茶おりが出る妊婦さんは多いと聞きます。
ネットで「茶おり」と調べると、“妊娠初期にはよくあることなので、あまり心配しすぎなくてよい”といった記事もチラホラ見かけます。
もちろん、あまり心配のない「茶おり」や「出血」の場合がほとんどなのでしょうが、私のように意外な方向へと人生が進むケースもある、ということを知ってほしいです。
* * *
3人目がが欲しいと思い始めてはや2年。やっと妊娠陽性!!
現在36歳。
女の子と男の子、2児の母です。
第二子を出産して間もない頃から、チャンスがあるならもう一人産みたいな……と漠然と考えていました。
そして平成30年の6月下旬、「もしかして妊娠したかも」という予感が。
それは、
- やけに抜け毛が多い。
- 生理前のドカ食いしたい欲求がない。
- やたら眠い。
そして生理が1週間遅れた頃、妊娠検査薬を試すと「陽性」の反応が!
この時は、本当に嬉しくて嬉しくて、検査用のスティックを何度も見返したほどでした。
「もし第三子を授かることができたら、その時は無痛分娩にしたい」という希望があったので、無痛分娩を行なっている産院のリサーチを始めました。
確実に心拍確認できる週数を狙って受診予約
「ここにする!」という産院を決め、最終生理日から数えて、妊娠7〜8週頃に初診予約を取ることに。
待ち望んだ妊娠はとっても嬉しいもの!
早く赤ちゃんを確認したいですよね。
でも、ここはちょっと我慢。
生理予定日から1週間後に妊娠陽性反応が出たとしたら、まだ妊娠5週前後。
早い人だと胎嚢は確認できても、心拍確認まではもう少し。
心拍が確認できてはじめて「妊娠確定」となります。
これまで上の子供2人のときは、嬉しくて早くに受診して「胎嚢、これ…かな??」とか、「胎嚢は見えるけど、心拍がまだ見えない。また2週間後に来てね。」など、不安を感じたり焦ったりと余計な心配をする結果になってしまったので、今回は「初診で心拍確認までしてもらう!!」という計算でした。
心拍は妊娠7週頃には確認できます。
なので、初診予約日までは妊娠陽性反応から約3週間弱の期間を設けました。
お腹の違和感と、ピンクのおりもの
私は普段、看護師として働いています。
看護師って、あまり知られてませんがけっこう重労働です。
中腰での作業や、重たい患者さんをケアしたりと体への負担が心配でしたが、これまでの妊娠も大きなトラブルはなかったので今回もきっと大丈夫!という自信がありました。
しかし、妊娠陽性反応からちょうど1週間が過ぎた日、仕事中にお腹から腰にかけてほんの少し違和感を感じたのです。
痛みというほどではないけれど、なんかイヤだな…という違和感。鈍痛というか、重い感じというか、うまく表現できないのですが……。
(いま考えれば、これも胞状奇胎の初期症状だったのでしょう。)
「あまり無理をしないようにしよう。」とは思っても、職場の上司にはまだ妊娠のことは報告していないし、休むほどではなかったのでその日は仕事を続行。
すると今度は、夜になって薄いピンクのおりものが少量出ました。
第一子のときも妊娠初期にピンクのおりものがしばらく続いたことがあったので、「きっとなんともない。大丈夫」と楽観的に考える自分がいました。
このときは、まさかこの日を境に茶おりと出血に悩まされる日々が続くことになろうとは、夢にも思っていなかったのです……。
つづく。